コピーの許諾を取るには
JCOPYとは?
著作権法により、本や雑誌などの出版物を複製する(コピー機でコピーしたり、スキャナや複合機でPDFなどの電子ファイルにすること)ためには、権利者(多くの場合、出版者)の許諾が必要です。
JCOPYは、出版物を複製したい人に、出版者に代わって許諾を出します。
複製した人からは使用料をお支払いいただき、徴収した使用料は出版者に分配いたします。
JCOPYの扱う複製
JCOPYから許諾をお出しできる複製とは、紙の出版物を紙に複写することや、紙の出版物をPDFなどの電子ファイルにすることです。
詳しくは、「使用料規程」第2条、第3条をご覧ください。
「転載」には、許諾をお出しできません
ある出版物に載っている内容や図・表を、別の媒体(書籍、定期刊行物、論文、作品、ファイル等)に利用する「転載」については、JCOPYからは許諾をお出しできません。直接、出版者にお問い合わせください。
JCOPYは「1ページ」ごとのコピーのみを扱います。
許諾の要らないコピー
著作権法の第30条から第47条までは「著作権の制限規定」と呼ばれており、許諾なしで著作物を利用できる例外が列記してあります。代表的なものとして「私的使用のための複製(第30条)」があります。
許諾の要るコピー
上記の「著作権の制限規定」を超える場合は、許諾が必要となります。
たとえば、下記のような複製は、私的使用とは認められません。
- 回覧や、会議のためにコピーして社内に配布する
- コピーして社外に配布する
- スキャンして、社内LANに載せる。
- スキャンしたファイルを、メール添付で社外に送信する。
では、許諾を取るには?
紙に複写する場合(紙媒体複製利用)
- 「JCOPY管理著作物リスト」を検索し、利用料などの許諾条件をご確認ください。
- 検索結果の「申込」ボタンから申請を行ってください。
- JCOPYから「許可書(兼)請求書」と「許諾済シール」が届きます※。
- 指定の口座に複写使用料を振り込んでください。
- 作成した複製物にシールを貼ってください。
電子ファイルに複製する場合(電子媒体複製利用)
- 「JCOPY管理著作物リスト」を検索し、利用料などの許諾条件をご確認ください。
- 検索結果の「申込」ボタンから申請を行ってください。
- JCOPYから「許可書(兼)請求書※」が届きます。
- 指定の口座に複写使用料を振り込んでください。
※ クレジットカード決済を選択された方には、「許可証(兼)請求書」と「許諾済シール」はお送りしません。
※ クレジットカード決済をご選択の上、「許諾済シール」をご希望の場合は、申込お手続き完了後に送信される「複製許諾申込完了」メールに
ご返信の形で、その旨ご連絡ください。
電子ファイルに複製する場合については、「電子化許諾について」も、あわせてご覧ください。
頻繁にコピーするため、そのたびに申請することが困難な法人などには、別の許諾方式もご用意しております。詳細は、「JCOPY許諾方式一覧」をご覧ください。